Thursday, April 6, 2017

鎌仲ひとみ『六ケ所村ラプソディー』(Movie)

Kamanaka, H. (2008). Rokkashomura rapusodī

「核燃の反対運動をやってる人たちっていうのは・・あんまり理解されないんですよね。誰かから日当もらってやってるんじゃないかとか、赤とか、非国民とか、あと過激派とか(笑)。まじめに、あのう、警察からマークされたりしていたんですよね今もいるのかもしれないんですけど・・。そうじゃなくて、(核燃反対者は)ごく一般の人なんだということを知ってもらうためには、まず周りの人の目に見える形で生活していかないといけないだろうなって思いました。

 両親たちは[戦時中]すごく被害を受けたことばっかり言うけれども、でも、自分たちはその時、ただ戦争に協力してたとか、[反対もせず]何もしなかった。被害者だけじゃないんじゃないかっていうふうに思ったんですね。

 ・・今の放射能汚染っていうのは、戦争よりもっともっと地球規模の長い時間と広い範囲で汚染がずっと残るっていうことがわかってきて、戦争よりもっとずっと大人に責任があるんじゃないかって思うんですよね。・・故郷を・・チェルノブイリのようにしたくないなって思ったんですね。子供たちが帰ってこれないようなところにしたくないなって思って・・。」(六ケ所村・菊川さん)

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 泊はかつて六ケ所村でも、もっとも核燃に反対する運動が盛り上がった地域でした。漁民たちが海域調査を許さない限り再処理工場を建設することができませんでした。

[1986年6月2日]この日、泊の港は機動隊によって封鎖されました。
坂井留吉船長:「何で俺たちに魚つらせないんだ!世の中狂ってるんでねえか?何で俺たちを船にのせねえのよ?俺は船長でえ!」(坂井船長を妨害する機動隊員に対し)「何しにこの村来たんだよ!・・命かけるぞ!」
 

 20年前[1986年、核燃施設建設を実力で強行する暴力装置として来た]機動隊に激しく抵抗していた坂井留吉さんです・・地元で仕事を探そうにも核燃に反対しているかぎり仕事がありません。息子や娘の就職のためにも、坂井さんといっしょに闘ってきた漁師たちは口をつぐんできました。それでも坂井さんは核燃反対をずっと貫いてきました。

結局、泊漁協はその後・・1億円余りを受け取ることで核燃サイクル計画を認めてしまいました。漁民たちの戦いはひとつひとつ権力とお金によって潰されていったのです


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 健康調査では、セラフィールドの近隣では小児白血病の発症率が通常の10倍になっていることがわかっています

「80年代に息子が白血病になってからセラフィールドに関わっています。子供の白血病が多発したので健康問題に関心を持ちました。[病気の]子供たちの父親のほとんどがセラフィールド[核燃施設]の従業員でした。・・人々は何も起きないうちは喜んで施設を支持していても、がんや放射線由来の病気になると疑問に思いはじめるのです。核施設の労働者も同様です。[彼らは]放射線と関係が疑われるがんや脳内出血を患っています。健康な時は気にしませんが病気になって初めて疑問を持つのです。」(Janin, Sellafield セラフィールド・ジャニンさん)

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 "We fished when I was a crewman in the early 70's and middle 70's. You would also hear the stories of the things that glow at night, and Mann..catches shell fish and prawns with two heads, mutant fish. They said, before, [they were]common, you know. (70年代、漁船の乗組員だった頃、海底が不気味に光っていると噂されていた。頭が二つあるエビだとか臭い貝とか奇形の魚が当たり前にいたんだ)"(Henry, Sellafield セラフィールド・ヘンリーさん)


1 comment:

n said...

虚偽情報を流す危害
35.7 percent of the [organized stalking] victims in the DOJ 2009 Special Report reported that their perpetrators spread rumors while 6.5 percent of victims responded that their fear resulting from stalking is loss of job. The leading figures of organized stalking victims’ organizations (including Robinson and Eleanor White in Canada) observed that the victims are often prevented from obtaining employment as well since their perpetrators spread maliciously false rumors to the victims’ prospective employers (and funding providing agencies) before or during the candidate-selection process [(集団ストーカーの被害者が就職採用試験に応募する際)被害者に関する悪質な虚偽のデマを、集団ストーカー実行犯らが、採用担当者やスポンサー団体に対し、事前に或いは採用検討中に、ばら撒いている。そのため被害者の就職が妨害されるということがしばしば起こっている] (p.70).

Dr. シバタ著 "The invisible maiming torture enterprise of organized stalking assaults"